ファッション用語辞典

色、素材、加工などのファッション一般用語から、ランズエンドのアイテムに関する用語まで。インターネット・ショップやカタログの商品説明に出てくる用語を分かりやすく解説します。

素材/生地

アイリッシュリネン

アイルランド産リネン(亜麻布)のこと。アイルランドはリネンの産地として世界的に名高く、高品質で知られ、いわゆる本場もののことをこうよんでいる。

アクリル繊維

アクリロニトリルを原料とする合成繊維。羊毛に似ているといわれる、ふわりと柔らかな感触が特長で、ニットやセーター、カーディガンなどに使われている。ナイロン繊維やポリエステル繊維と共に三大合成繊維の一つ。

アルパカ

南アメリカの山岳地帯に生息するラクダ科の動物で、ラマの一種。またこの毛を用いた毛織物のこと。その用途により表地アルパカと裏地アルパカに大別され、表地としては夏服などに、裏地はオーバーなどに用いられる。

アンゴラ

西アジア原産のアンゴラ山羊(やぎ)の毛、あるいはその山羊毛に似た同地方原産のアンゴラ兎(うさぎ)の毛のこと。一般にはモヘアといわれるもので、純白で絹ふうの柔らかい光沢と柔軟な風合いを持つために、ごく高級品とされる。

ウーステッド

梳毛(そもう)のこと。または、梳毛糸で織った梳毛織物あるいは梳毛素材全体をさす言葉としても用いられる。梳毛とは短繊維を取りのぞき、長繊維だけを直線状に平行に引きそろえる工程。やや光沢があり、あまり地厚でない丈夫な素材が多い。

エジプト綿

エジプトのナイル川流域で産出される、世界で最高級の超長綿。繊維が長く、強度も強く、光沢にとむ綿である。細番手の差別化高級綿糸用として有名。

エラスティック素材

ゴムのように弾性の大きい高分子物質をいう。

エンドオンエンド

白と紺など濃淡の糸を一本おきに配列し、ヨコ糸も同様の色の配列で織り込んだ平織りの生地。表裏に小さな格子が現れ、無地でも深い味わいが出る。シャツ生地の用語としてよく使われる。

オーガンジー

薄地で軽く透けて見える綿の平織物で、スイス仕上げ(硫酸処理)による張りのある風合いと光沢感が特長。現在では、ポリエステルやレーヨン、絹でもつくられ、ドレスやブラウスに使われる。

オックスフォード

比較的厚手で柔らかい斜子織り(ななこおり)の綿織物。通常はコムドコットンをタテ糸、ヨコ糸とも2本引きそろえて平織りする。織り目に隙間ができるので通気性に優れている。英国オックスフォード大学生が好んだことに由来する。

カーデット・ヤーン

カーデットとは<梳いた>の意味で、短い繊維を梳いて紡ぎ糸としたもので、おもに綿糸をさす場合が多い。

カーフ・スキン

生後1ヵ月半から6ヵ月の子牛の革のこと。美しくしなやかにスエード仕上げ、またはパテント・レザー仕上げしたものをいう。靴の他、バッグや帽子等の小物に使われる。

カウハイド

生後2年以上のメス成牛からつくられる革のこと。正しくは、既産の牛をカウといい、未産の牛はカルビンとよぶ。銀面のきめはカーフに比較して劣るが、去勢したオス成牛のステアより細かい。

カシミヤ

元来はインドのカシミール地方産の山羊(カシミヤヤギ)の表面の毛の下に生えている柔らかい毛のこと。手ざわりが柔らかく、絹のような光沢と優れた保温性が特長。生産額が少ないため、ごく高級なものとされる。現在は中国、モンゴル、イランでも飼育されているが、特に内モンゴル産のものは最上級といわれている。

カバート

タテに霜降りの糸、ヨコに濃い色の染め糸を使った綾織りまたは朱子織りの梳毛(そもう)織物。おもにコートやスーツなどに用いる。綿のものはコットン・カバートといい、作業服や子ども服などに用いられる。カバート・クロス、カバート・コーティングともいう。

ギャバジン

一般に短縮してギャバとよばれる、緻密に織られたコシのある丈夫な綾織物のこと。綿、ウール(梳毛)、合繊などでつくられる。通常タテ糸本数がヨコ糸本数の2倍程度使われ、綾目が急勾配になっており、表側の綾目がくっきり立っているのに対し、裏面は比較的フラットになっている。主にスーツやコートに使われる。

キャバルリー・ツイル

綾畝(あやうね)が65度くらいの急傾斜で二重になった綾織物。トリコティンともいう。もともと騎兵(キャバルリー)のズボンに用いられていた素材で、耐久性に優れ弾力がある。ウールや綿などでつくられ、主にスポーツウェア、ユニフォームなどに使われる。

キャメル・ヘア

ラクダの毛。色は茶褐色および黄褐色で、いわゆるラクダ色である。漂白が難しいので、通常染色せずに従来の色をそのまま用いる。またこのラクダ毛を用いた紡毛織物もキャメル・ヘアという。これは綾(あや)の二重織とした厚地織物で、色はラクダ色。多くは外套地として用いられる。

キャンバス

亜麻糸、綿糸、絹糸、あるいはそれらの交織の、厚く、じょうぶな平織粗布のこと。芯地、手芸用布地、スカート、コートの補強や縁取りのほか、厚地のものは水夫服、テント、画布、郵便袋などに用いられる。ラテン語で麻の意味のカナビス(cannabis)から発生した名称である、日本語では帆布(はんぷ)。

強撚糸

糸は、単繊維がばらばらにならないように撚(よ)りをかけるが、布面にシャリ感や「しぼ」などの効果を出すために強い撚りをかける糸のこと。短繊維の場合、1インチ間の撚り回数が21回以上のものをいい、長繊維の場合は、1m間の撚り回数が2,000回から3,000回のものをいう。

クールマックス®

米国インビスタ社登録商標の機能素材/生地。繊維に水が染み込まない、水分が拡散しやすい、水分の蒸発散を促すなどの特長があり、吸水速乾性、通気性に優れている。

グログラン

タテに細糸、ヨコに太糸を使用して横畝(うね)をあらわした平織物。高密度の細いタテ糸が、太いヨコ糸を完全におおっている。もともとは絹織物だが、合繊や綿、ウールなどでもつくられる。レディス用コート、スーツ、ドレス、帽子のリボンなどに用いられている。

ゲージ

編み地の粗密をいう。同じ太さの糸でもゲージ数が多いほど編み目は密でかたく、少ないほど編み目は粗くゆるい。機械編みでは針の密度で表示するが、機種により異なる。横編み機、丸編み機、靴下編み機、トリコット編み機、ミラニーズ編み機は1インチ(2.54cm)、フルファッション編み機は1.5インチあたりの針数であらわす。ラッセル編み機は2インチだが、1インチに換算する場合もある。1インチの針数が10本であれば、<インチ10本、10ゲージ>などとよび、10Gと略して書く。大きい数字ほど編み目が密で、ファインゲージ、ハイゲージという。小さい数字ほど編み目が粗く、コースゲージ、ローゲージという。

ゴアテックス®

体をドライで快適な状態に保つための防水耐久性、防風性、汗を外に逃がす透湿性を兼ね備えた機能素材。米国ゴア社の登録商標。アウトドア用のアウターウェアやジーンズに使用されることが多い。

コーデュラ®

耐久性、対磨耗性に優れたナイロン地のこと。米国インビスタ社の登録商標。バッグやダッフル・バッグ(円筒状のリュック)などに使われる。

コーデュロイ

コール天ともいう。けばが縦方向に畝(うね)になったベルベット織物。綿製が一般的だが、レーヨン製のものもある。一般に無地染めで用いられるが、プリントもある。丈夫で保温性にとみ、カジュアル・ウェアや冬の実用衣料に用いられる。

ゴートスエード

革の中でも最も柔らかいとされている山羊革の表面をサンドペーパーなどで削り、ビロードのような感触に仕上げたもの。

コットン

綿花、木綿のこと。天然繊維の中でももっとも多く使われているが、種類も多様で、一般的に太くて短いものは下級綿で太い糸しか紡績できず、細くて長いものは細い糸、すなわち高級糸にすることができる。大別するとインド、パキスタン綿は太くて短く、20番手程度の糸、アメリカ綿は中程度で40番手、エジプトやペルー綿は細くて長く、60番手以上になる。しかし近年は品種改良がめざましく、中国やインドなどの一部の地域でも高級綿が栽培され、産地、品種とも複雑多様化している。

コムドコットン

繊維をくしけずり、短い繊維を徹底的に取り除いて、繊維の平行度をよくした糸。

サーモライト®

米国デュポン社開発の保温性化学繊維。中空繊維が空気を閉じ込めて高い断熱効果を発揮。軽量でかさばらず、少ない量で保温力がある。

サテン

朱子組織、朱子織物のことをいう。タテ糸あるいはヨコ糸を長く表面に浮かせることによるなめらかな触感とソフトな光沢感、ドレープ性が特長。シルクや合繊、綿などで織られる。ドレス、ブラウス、裏地、スカーフなどに用いられる。

サプレックス®

米国デュポン社が開発した合成ナイロン素材。コットンに近い肌ざわりで通常のナイロンに比べ細くよりソフト。強度はナイロンとほぼ同等。はっ水性と防風性に優れる。通常のナイロンに比べ、摩擦や引き裂き強度に優れている。細い繊維のため、かさばらず軽く、通気性もよい。

シアサッカー

しじら(縞状のしぼ)の入った織物のことで、日本では単にサッカーともいう。もともとはタテ糸の張力を部分により変え、ゆるく張った部分を他方より長く織り込んで、そのたるみでしじらを出したが、現在では収縮度の異なる糸を使って織り、化学処理を施す方法もとられる。元来インド産のソフトな亜麻布であったが、現在では綿が多く、その他の素材でもつくられる。無地染めのほか、ストライプやチェックなど先染め柄のものも多い。カジュアル・ウェアやジャケットなどに用いられる。

シフォン

透明感のある薄地のちりめん。強撚をかけた細い絹糸をタテヨコに使い、比較的粗めに織った平織り。また、レーヨンや合繊のものもある。エレガントなブラウスやドレス、スカーフなどに用いられる。

シャーク・スキン

本来<サメの皮>の意味だが、織物では全く異なる二つのタイプをさす。(1)タテヨコに別々の色糸を使って2/2の右綾に織ったもの。おもに梳毛(そもう)ウールでつくられ、クリア仕上げされる。(2)おもに化学繊維でつくられる、なめらかでシャープな風合いの綾(2/2の右綾)、あるいは斜子織り(ななこおり)のこと。

ジャージー

ニット生地およびその製品の総称。以前はジャージーといえばシャツ類にかぎられて使用されていたが、現在はジャケット、ワンピース、スーツ、コートなど多くのものに使われ、材質も毛、木綿、絹、化学繊維などがある。伸縮性にとんでいるのが特長。布のように裁断してつくるものと、輪になって縫い目のないものとがある。ジャージーの語源は、英仏海峡のジャージー島にすむ牛から採れた毛糸を使って編んだ漁夫のセーターをジャージーとよんだことから始まるとされている。

ジャカード

フランスの機織家ジョセフ・ジャカール(1752-1834)により発明された紋織機、及びその機による紋織物のこと。意匠図の模様に応じて穴あけされた紋紙を用い、その穴の作用により糸を誘導して製織する装置で、一紋様を完成するタテ糸数が20本から30本以上の複雑な紋織物の場合に用いられる。

シャンブレー

タテに色糸、ヨコに白糸を使って平織りにし、霜降り効果を出した無地調の先染め織物。綿使いのものが主流だが、混紡素材もみられる。主にシャツや子供服などに用いられる。

ジュート

麻の一種、黄麻(おうま)のこと。バングラディッシュ、タイ、インドなどで生産され、麻袋、カーペット基布、ヘシアン・クロスなどに使用される、強度のある繊維である。

シルク

絹(きぬ)のこと。繊維の女王ともいわれ、蚕の繭(まゆ)から得られる、しなやかで手触りがよく、優雅な光沢をもつ繊維。吸湿放散性、紫外線吸収放射性、生体順応性、保温性、保湿性、吸音性、吸気性、難燃性に優れている。ドレスやブラウス、シャツ、高級な和服地に多く使われる。

シンサレート

保温用の中綿および布地素材。繊維をシート状に積層して、間隔に多くの空気を含ませ、伝導と対流で熱の放出を防ぐ。住友スリーエムで開発された。

スーパー100's・ウール

スーパー100's・ウールは、メリノ山羊から採取した、直径18.5ミクロンの繊維で織り上げたテーラード生地。上質で軽量、美しいドレープがあり、一年中着られる。繊維が細くなるにつれて数字が大きくなり、17.5ミクロン繊維のスーパー110's・ウール、17ミクロン繊維のスーパー120's・ウールなどがある。

スーパーファインウール

繊維の直径が19.5ミクロン以下の高級羊毛。ソフトでしなやか光沢があり発色もよい。染色性にも優れている。タスマニア・ウールが最高品質とされている。

スーピマ®・コットン

超繊維綿(超長綿)の一種で、米国カルフォルニアが産地。米国スーピマ協会の登録商標であり、米国産のコットンを100%使用した高品質な製品にのみ使用が許される特別な名称。高級綿といわれ、3cmから4cmの長い繊維長をもっている綿花。ペルーが起源とされ、光沢があり、細くて長く、絹のようなしなやかな風合いを持つ、コットンの中でも最上級品。カーディガンやセーターの他、Tシャツからタオルまでどんな製品に加工しても、贅沢な質感と柔らかな手触りが得られる。

スエード

肉面をサンドペーパーでけば立ててビロードのように仕上げた革のこと。主として子牛皮を用いるが、傷などのため銀面の状態が良好でない原皮を使用する場合が多い。表面の仕上げが非常に細かいものをシルキーと呼ぶ。語源はこの技法を考案したスウェーデンの意で、フランス語のガーント・ドゥ・スウェード(gants de Suède=スウェーデン製の手袋)からきている。

ステープル

<繊維>、<原料>、<糸>のこと。特に綿、羊毛、麻のような長さが数cm程度の短い繊維のことをいう。

スパンデックス

ポリウレタンを溶剤に溶かして紡糸した弾性繊維の一般名。ゴムのように500%以上も伸びるが、スパンデックス100%で商品にすることはない。他の繊維の中に3%から15%を併用して使う。ストッキングや水着の他、ジーンズなど、カジュアル・スラックスのストレッチ製品によく使用される。

スラブ・ヤーン

飾り糸の一種で、<雲糸(くもいと)>ともよばれる。ほとんど撚りのかかっていない太い糸(粗糸)を一定の間隔で撚りこんで、地合いに節(ふし)糸調をあらわしたもの。

セイル・クロス

セイル・クロスとは、ヨットの帆布のことで、衣服やカーテンの粗麻布のこともさす。コットンやリネン、レーヨンなどが混紡された、丈夫なキャンバス地。水漏れせず、摩擦に強く、破れにくい特性がある。

ダウXLATM

米国ミシガン州のザ・ダウ・ケミカル・カンパニー開発の登録商標で、ポリオレフィン系のストレッチ繊維のこと。従来のポリウレタン系ストレッチ素材に比べ、質感がソフトで、体にナチュラルにフィットするため、美しいシルエットをもたらす。非常に軽く、汗や洗濯に強いのが特長。吸湿、速乾性に優れている。

ダウン

水鳥がもつ断熱用の下毛のこと。ダウンには多くの柔らかい繊維があり、たくさんの空気をはらむようになっている。冷たい空気や水を遮断、断熱する効果を発揮し非常に軽いのが特長。防寒用やスポーツ用のジャケット、コート、ベストなどに用いられる。がちょう(グース)とあひる(ダック)があり、グースダウンが稀少で高級とされる。

タクテル®

米国インビスタ社の商標で、軽量で強靭なナイロン糸。薄手でストレッチ性に優れ、シルクのような肌ざわりが特長。

タッサー

タッサーシルクとも呼ばれ、天蚕蛾(てんさんが)という黄褐色の蛾の繭から採れる繊維のこと。繭は、光沢がなく、きめが粗く、強いのが特長。糸の凸凹に圧力をかけたり、スラブ(凸凹がある繊維)にされ、凸凹感のある目の粗い天然の素材感が美しい生地に織り上げられる。基本は、エクリュ(オフホワイト)やタン(ベージュ)の色をしており、軽いものはドレスに、重いものは、コートやスーツ、アンサンブルなどに用いられる。

タフタ

ヨコ糸に極細のリブがある平織物。光沢があるので、ドレッシーなイブニングドレス、レディスのスーツやコート、スリップ、リボン、ブラウスなどに使われる。肌にさらりとした感触で、シルク製のものが極上とされている。

ダブル・ニット

ウールや合繊などを用い、丸編み機で編まれた布地で、1本の糸は表面、他の1本は裏面にまわってつくられる。織物と比較して、伸縮性、弾力性にとみ、さらにかさ高性のあることが特長。ダブル・ジャージーともいう。

ダブルフェイス

表裏両面使えるファブリックや衣服のことをいい、リバーシブル、ツーフェイスなどともいう。織物の場合は「二重織り」で表現されることが多い。

超長綿

毛足の長さが、約3.5cm以上の超長繊維綿をさす。高品質コットンとされ、強く、ソフトで、柔軟性がある。ペルー産のピマ・コットン、アメリカ産のスーピマ・コットン、エジプト綿はこれにあたる。

ツイード

もともとは手紡ぎの紡毛糸を手織りで2/2の綾に織った英国スコットランド特産の織物をさし、綾織物をさす英語のツイルの語源となった。現在では、ざっくりした素朴な味わいのある厚手の紡毛織物を総称していう。

ツイル

織り目が斜めになった織り組織の総称。綾織りのこと。タテ糸あるいはヨコ糸の浮きが織物表面の畝(うね)を形成する。平織りに比べて糸密度を高くすることができ、ふくらみのあるソフトな風合いが得られる。ギャバジン、サージ、デニムなどが代表的。

ディアスキン

鹿の皮をなめした革のこと。繊維が丈夫で軽く弾力性がある。皮に傷が多く、傷のない革は量が少ない。高級品か、自動車のガラスぶきに用いられる。

テクスチャー

織物の組織、構造のこと。またそれから波及して、織物の組織、構造からくる地風のことをいう。視覚的、触覚的に感じられる凹凸感、ソフト感、ハード感、ドレープ性、艶、ぬめり感などあらゆる感触がその組織や密度の構造的な加工で生み出されている。

デニール

繊維およびフィラメント(長繊維)糸の太さの単位。1デニールとは9,000メートルの長さで1グラムの重さの太さをいう。9,000メートルを固定して長さが2倍であれば2デニール、3倍であれば3デニールと呼ぶ。数字が大きいほど太い。

デニム

綾織りの厚手綿織物。通常、経(たて)にインディゴ(天然染料、藍、合成染料)で染めた糸を使い、緯(よこ)には晒し糸を使う。丈夫でジーンズの代名詞にもなっているが、エプロンや各種作業服にも用いられる。

テフロン®

米国デュポン社が開発したフッ素系のひとつであるポリテトラフルオロエチレン繊維の商標名。耐薬品性、はっ水性、耐候性に優れている。

テリー・クロス

テリー織りといわれるパイル織りの一種で、タオル地のこと。タオル・クロスともいう。両面か片面にカットされていないループが織り込まれている。水分をよく吸収するため、タオルやビーチ・ウェアに用いられる。

テンセル®

英国コートルズ社開発のセルロース(植物に含まれる炭水化物)繊維。湿潤時に強く、縮みにくい、ソフトな風合いを持つなどの性質がある。

ドネガル・ツイード

アイリッシュ・ツイード、あるいは単にドネガルともよばれる。元来アイルランドのドニゴール地方の農家でつくられた手紡ぎ手織りのホームスパンのこと。太さにむらがあり、さまざまな色の節のある色を使った、ラフな感じの織物。現在はいろいろな色のネップ糸を使用したものをドネガル・ツードといっている。ジャケット、コートに用いられる。

ドビー織り

ドビー製織機でつくられた小柄の地模様、あるいはその織物をいう。ドビーはタテ糸を上下に開口させる装置で、規則正しい連続模様を織り出すことができる。

ドライロフト®

米国ゴア社の商標。防風、防水、透湿機能をもつゴアドライロフト素材のこと。従来のゴアテックスと比較し、薄く通気性に優れ、防風性は3倍といわれている。

トリコット

伸縮性に富む、経(たて)メリヤス編の編地、またその組織名のこと。肌着、セーター、靴下などに用いられる。

ナイロン繊維

ポリアミド系合成繊維に対する一般名称。もっとも強い繊維のひとつで、伸度も大きく、弾力性にとみ、シワになりにくく、軽い洗濯でも汚れが落ちやすいという扱いやすさがある。一方ポリエステルより耐熱性が低く、製品に張り、コシがでにくい。

斜子織り(ななこおり)

織物組織の一種で、平織りの変化組織。タテ糸、ヨコ糸とも2本またはそれ以上を引きそろえて組織されたもの。タテヨコ2本ずつ使って平織りにするオックスフォードは、斜子織りの一種。

ヌバック・レザー

銀面をごく軽く、ペーパーで摩耗して仕上げた革のこと。バックスキンに似ており、<新しいバックスキン>を意味する名称。ビロードのような高級感がある。

ハイテク素材

高度な技術や先端技術を用いてつくられた素材の総称。紫外線を遮へいする効果のある素材、汗処理機能をもつ素材、超はっ水効果をもつ素材などがある。

パイル織り

織物の片面または両面にループ(輪奈)を織り込んだ織物、組織をいう。ループのことをパイルといい、パイルをカットしたものをカット・パイル、そのままのものをアンカット・パイルという。ビロード、別珍、コール天、タオルなどがある。

バックスキン

雌鹿の革、もみ革のこと。本来は鹿革の銀面を削り取って起毛した革だが、牛革やその他の、また革の表裏に関係なく<起毛した革>の総称として使われるようになっている。

バティック

ジャワの更紗。インドネシアのジャワ島で産出されるろうけつ染めの染め物。藍や茶褐色を基本色とし、模様も植物から動物まで多種多様で独特の意匠が多い。

ハリス・ツイード

スコットランド北西部のアウター・ヘブリディズ諸島産の手織りのツイードのこと。白髪のような差し毛(さしげ)の混じった、粗い手ざわりで素朴な感じがする。この諸島の一つであるハリス島が名前の由来。合格品には、十字のついた球状の印がついている。このマークはロンドンのハリス・ツイード協会の商標である。

バリスティック・ナイロン

強度と軽量性を兼ね備えた素材。引き裂き強度、摩擦などが同じ重量のナイロンと比べ約2倍。卓越した耐久性をもつナイロン素材。

バンブー・レーヨン

天然の竹繊維からセルロースを化学的に抽出した再生繊維(レーヨン)のこと。ひんやりとした感触、シルクのような光沢感としなやかさが特長。抗菌性、防臭性、吸湿性、放湿性に優れていることから夏向けの素材。

バンロール

メンズやレディスのテーラード・パンツのウエストバンド内につくベルト芯材のこと。ベルトをしめたときにウエストバンドに生じるよじれを防ぐ効果がある。

バイエラ®

フランネルの一種。梳毛糸と綿糸を用いた綾織りの薄地織物で軽く起毛させている。手ざわりがソフトで薄手のフランネルにも似ている。メンズの高級カジュアル・シャツに使われる。英国のウィリアム・ホーリンズ商会の商標名。

ピケ

太い畝(うね)織りの綿布、あるいは畝織りの織物をいう。ウール、絹、レーヨン、ポリエステルなど種類も多い。織り方でいろいろな柄ができ、ワッフル・ピケやダイヤモンド・ピケなど、その柄の名前がつけられている。ピケはフランス語の<ステッチを指す>という意味からきている。

ビスコース

木材パルプに苛性ソーダと二酸化炭素を作用させて得られる粘性のある液体。レーヨン紡糸の原液。

ビニール

一般的にはポリビニール化合物のことで、とくにポリ塩化ビニール(PVC)の略称として用いられる。単独では非常に硬い樹脂であるが、可塑剤などを配合することにより弾性をもつ。強く、光沢に富み、透明なものもある。

ピマコットン

長くて細い超長綿で、ソフトでしなやかな風合いと美しい光沢をもつ。アメリカの広大な土地で栽培されるアプランド綿に対し、山岳などの耕地で栽培されていた綿花をいう。20世紀初頭にアリゾナのアメリカインディアンのピマ族によってつくられたことからこの名でよばれる。

ピマライル

ピマライルのピマは南アメリカで栽培された超長綿、ピマ・コットンのことを指し、ライルとは滑らかなコットン糸のライル糸(フランス語)を意味する。ピマライルは、光沢のあるカットソー素材のこと。

ピリング

ピルとは毛玉のことで、ピリングとは毛玉ができること。ピリング現象は、強い合成繊維の衣服には顕著にみられ、着用時や洗濯時の摩擦により、布地表面にけば(毛羽)立ちが起こり、このけばのからみ合いにより玉状になる現象のこと。

平編み

プレーン・ニッティングのこと。一般にメリヤス編みと呼ばれ、機械編みでは天竺(てんじく)編みともいう。タテ糸とヨコ糸が一本ごとに交差するもっとも単純で基本的な組織。編み地は縦方向より横方向に伸びやすく、薄くて軽い。

ファイユ

横畝(うね)のある織物のこと。タテ糸の密度を多くし、ヨコ糸は2本あるいは太い糸を用いて横畝をつくったもの。絹のほかにポリエステルが多く使われる。フェミニンな素材としてドレス、ブラウス、コートに使われる。

ファンシー・クロス

変化組織、珍しい組織の織物やファンシー・ヤーンを用いて織られた布地のこと。

フィラメント

一般に細長い繊維状のものをいうが、繊維関係では絹やレーヨン、ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維の長繊維のことをいう。

フィルパワー

ダウンの保温性の高さを示す表示。決められた量のダウンを基準圧力で詰めた場合のスペースの大きさをいう。600フィルパワーと表示されているものは、1オンスのダウンが600平方インチに膨らむということで、数値が大きいほど膨らみ、空気を含むので保温性が高いということになる。

フランネル

タテヨコ糸とも紡毛糸を用いて平織りまたは綾織りとした、柔らかくて軽い、布面にけばのある織物のこと。英国のウェールズ地方でつくられたのがはじまり。ウールや綿のほか、現在は化学繊維のものも多い。厚地の洋服地は<フラノ>と俗称する。

フリース

パイル状の起毛素材。肌ざわりのよさ、伸縮性、速乾性があり、しかも軽量なアウトドア用として人気の素材。ポリエステル製が一般的。

プリッセ

プリッセ(plisse)はフランス語で、<pleating=しわ付け>という意味。しわや折り目が装飾的にプレスされている生地で、独特の豪華な表情を持つ。この方法は、生地を腐食薬に浸けて、縦糸を緊張させ、生地裏の糸の一部を縮めてからプレスがかけられる。

プリマロフト®

米アルバニー社が開発したポリエステル100%の断熱中綿素材。シンセティック・ダウンとも呼ばれ、ダウンのように圧縮性が高く、化学繊維なので濡れても保温性が持続するのが特長。

フルライニング

総裏仕立てのこと。

フロート

浮糸のこと。織り糸の一部のことで、タテ糸、ヨコ糸のどちらかを一定位置で糸をかけずに織り地(編み地)の裏側で浮かせた糸のこと。

ブロードクロス

英国ではポプリンと呼ばれる平織り綿織物の米国式の呼称。シルケット加工が施してあり、手ざわりが柔らかく光沢のある、地合いの密な織物。ワイシャツ、パジャマ、カジュアル・スーツなどに用いられる。綿のほか、絹、毛、レーヨン、テトロンなどでもつくられている。

ペルービアン・ピマコットン

繊維の長さが少なくとも約3.5cm以上もある超長綿の一種。主にペルーのピウラバレーで栽培される綿花。繊維にダメージを与えないよう現在もひとつひとつ手で摘まれる。非常に柔らかな極細繊維で、シルクのような手ざわりがあるのが特長。

ベルベット

ビロードのこと。もともとは絹であるが、アセテート、レーヨンなどの繊維も多く使われている。スーツ、ドレス、装飾布などに用いられている。

ベロア

パイル地をなめらかに起毛させた生地のこと。一般的にはポリエステル、レーヨン、シルク、綿などを用いる。ベロアとベルベットは厳密には違うが、最近は区別なく使用されていることが多い。

ベンベルグ®

独ベンベルグ社の銅アンモニア法レーヨン繊維の商標名であり、またこの繊維による織物、この繊維で仕立てられた衣料製品の商品名でもある。絹に似た光沢感としなやかさがある。再生セルロース系繊維。一般名としてはキュプラとよばれる。日本では旭化成工業株式会社によって生産されている。

ボイル

目の粗い、透明、半透明の薄地織物の総称。タテ糸、ヨコ糸とも細い強撚糸を用いた平織りで、さらっとした感触が特長。綿、毛、絹、化学繊維など多くのものが使われる。夏用のドレス、シャツ、ブラウスなどに用いられる。

ボイルド・ウール

ウールを湯に通し縮絨(しゅくじゅう)したフェルト状の素材のこと。丈夫で風を通しにくく、独特の風合いをもつ。カジュアル・ジャケットなどに使われる。

ポーラーテック・ウィンドプロ®

米国モルデンミルズ社が開発したフリース素材のひとつ。通常のフリースよりも密に織っているため防風力が約4倍。

ポーラーテック・ウィンドブロック®

米国モルデンミルズ社が開発したフリース素材のひとつ。防風性、防水性、保温性、透湿性がある。これは、ポーラーテックの暖かさと、ポリウレタンの保護膜の働きが合体してつくられる機能。しかも、ストレッチ性、復元力があるため、スポーツ・アウターなどに最適な素材。

ポーラーテック・フリース®

米国モルデンミルズ社が開発した100%ポリエステルのフリース素材。軽量、通気性、保温性、耐久性、速乾性、断熱効果があり、繰り返しの洗濯にも強く、毛玉にもなりにくいという特長がある。このフリースには等級があり100は最も薄く、インナーや薄手のセーターとして、200はプルオーバーやジャケット、300は最も厚く、ウィンタースポーツやアクティビティにおすすめの素材。

ホップサック

2本から3本の色を引きそろえて、タテ糸とヨコ糸に用いた、斜子(ななこ)状の平織物をいう。ビールのホップを入れた麻袋用に使われたことからこの名がついた。現在は綿、ウール、麻、レーヨンなどが用いられ、スーツ地に使われる。

ホフマン・ファブリックス社

米国カリフォルニアに本社のある生地メーカー。スクリーン・プリントや手染め、ペイントによって、ユニークで洗練された柄を多く生み出す。その美しく、鮮やかな柄はアロハ・シャツの生地などにもよく使われる。創業者一家に「伝説のサーファー」と呼ばれるサーフィン界の第一人者、ウォルター・ホフマンがいる。

ポプリン

ヨコ糸の方向に細い畝(うね)がある、手ざわりの柔らかい平織物。もともとは綿であるが、現在は絹、毛、レーヨン、アセテートなどでもつくられている。米国ではブロードクロスともいう。

ポリエステル繊維

石油を原料とするテレフタル酸とエチレングリコールとの重合体を溶解紡糸してつくられる合成繊維。ナイロンに次いで強く、弾力性があり、軽くシワがよりにくい。また耐熱性は合成繊維の中でもっとも優れている。ほとんど水を吸わず、濡れても早く乾く。

ポリプロピレン繊維

石油から得られる合成繊維のひとつ。低コストでつくられ、あらゆる繊維の中でもっとも軽く、もっとも強い。吸水性がないため、染色性がよくない。また耐熱性、耐候性などが弱いという欠点もある。

ポルトガル・フランネル

ポルトガル北部の丘にあるグイマラエ周辺の職人が生む極上のフランネル地をさす。フランネル独特な起毛感を生むには、ブラッシングの微妙な圧力のかけ方が重要で、これらを得意とする職人が多く存在するという。フランネル地の産地としては世界的に有名。

ポンチローマ

ヨコ編み組織の一種。二重針列の丸編み機、インターロック機で編成されるダブル・ジャージーの編み地。安定性とリブの弾力性をあわせ持つ。しっかりとした、やや厚手のニット素材で、ジャケットやコートなどによく用いられる。ポンチ・デ・ローマ(ponti di Rome)ともいう。

マール

マールとは、多色の混紡糸のこと。撚って織り地にすると、さまざまな色がまだらに、あるいは規則的に生地の表面に表れ、独特の生地感やデザイン性が生まれる。

マイクロファイバー

極細合成繊維のこと。細さはシルクの約1/2、コットンの約1/3、ウールの約1/8、髪の毛の約1/100という極細繊維。柔らかく、軽く、通気性がよく、丈夫。

マッキントッシュ・クロス

レインコートに用いられるゴム引き防水素材のこと。19世紀前半に、チャールズ・マッキントッシュ(1766-1843)によって考案された。英国では「マッキントッシュ」をレインコートと同義にも使われるが、現在では綿素材などに押され、本来のものはあまりみられない。

メランジェ

フランス語で<混合>の意味。糸あるいは織物、編み物が、ミックス、霜降り調に混紡、混色された織物地の表現として使われる。杢(もく)調という表現も使われる。

メリノウール

スペインで品種改良されたメリノ山羊から採取される、極細で、強く、弾力性があるウール素材のこと。染めも美しく仕上るため、薄手の高級セーターなどに使われる。

モールスキン

モグラ皮のこと。柔らかく光沢のある暗灰色の毛皮。主としてスコットランド産のものが用いられる。また表面を起毛してなめらかに仕上げ、モグラの毛皮に似せたビロードなどの綾地綿織物のこともいう。

パルプが原料の、木のぬくもりをもった100%天然レーヨン繊維のこと。オーストリアのレンチング社が生産する植物系繊維。有害廃棄物を一切出さない、環境にやさしい製造工程から生まれる。シルクのような光沢と優れた吸湿性、素肌感覚の柔らかな着心地が特長。

ヤーン

紡ぎ糸、編み糸、撚り糸のこと。

ライクラ・スパンデックス®

米国デュポン社開発のポリウレタン製の高伸縮性素材。元の状態から約6倍の長さにまで伸びる伸縮性をもち、ライクラを混ぜることでフィット感が向上。シワになりにくいなどの機能をもつ。身頃、袖のリブ編みなどに用いる。

ラムズ・ウール

ラムとは生後5ヵ月までの子羊のことをさし、それからとれるウールのことをいう。

リップストップ・ナイロン

引き裂きに強いナイロン織物のこと。太い糸、または複数に撚った糸を格子状に織り込んだ平織りの薄い布地。スポーツウェア、カバン地などに使われる。

リネン

亜麻(あま)繊維を原料とした糸、および織物の総称。<リンネル>ともいう。衣料用としては比較的細糸を用いて薄地の平織り、綾織りとし、漂白したり、淡色、プリントに染めたりする。一般に強く、耐久性があり、なめらかで光沢にとみ、また涼感があり肌ざわりが柔らかであるので、夏のメンズ、レディス用生地などに最適なものとされる。

レーヨン

木材パルプを原料とし、ビスコースという粘調な液体にして、これを細い孔のノズルから押しだし繊維にしたもの。原料は植物繊維(セルロース)であり、これを形を変えて再び繊維とする再生繊維のひとつ。吸湿性は綿より大きいが、縮みやすく、しわになりやすく、湿潤時の協力は著しく低下する。張り、コシがない。

ローデン・クロス

熱湯で煮立てた後にプレスを施し、約30%縮絨させたウール地のこと。アザミの刺で毛羽立たせ、独特の風合いがある。防風性、防水性にとむのが特長。