立体Xシャツ
立体Xシャツ
立体Xシャツ

首に立体的に沿うよう、台襟、上襟共にただの帯型ではなく、曲線を強めに付けたブーメランのような形状にした。また、裏布を表布よりやや小さめにする工夫も。立体のカーブになったときに、必然的に内側に来る裏布がダブ付かない。

日本人の肩は欧米人よりも、前方に傾き気味。それに合わせ、肩線をやや前身頃側の、少し落とした位置に設定。この位置にすることで布の余り分を取ることができ、肩のカーブにすっきりとフィットする形になる。

一般的には縫いやすいよう縦長に作られることが多いが、当然、腕は丸い。アームホールは丸く、さらに腕を上げやすく、裾がずり上がらないよう、やや横に潰したような楕円にした。丸いものは縫いにくい。高い技量を持つ職人だけが製作できるディテール。

表布、裏布共に背中心で切り替え、布の向きを変えて仕立てたショルダーヨーク。生地を斜めに使うことで自然な伸縮性を持たせ、さらにカーブした形状にすることで、肩の丸みへのフィット感を向上。動きやすさもアップさせた。

体のカーブに添ってウエスト周りの余り分をカット。もたつきがなくなり、仕事着としての上品さをキープ。

腕の動きは、後よりも圧倒的に前に出すことが多い。また、実際に腕は、前寄りに付いている。それに合わせ、袖は前に振れた形状に設計。ジャケットなどは通常この作りになっているが、インナーとなるシャツにも、この立体感が大切。