ファッション用語辞典
色、素材、加工などのファッション一般用語から、ランズエンドのアイテムに関する用語まで。インターネット・ショップやカタログの商品説明に出てくる用語を分かりやすく解説します。
ら行 ( ら り る れ ろ )
【ら】
ライクラ・スパンデックス®(素材/生地)
米国デュポン社開発のポリウレタン製の高伸縮性素材。元の状態から約6倍の長さにまで伸びる伸縮性をもち、ライクラを混ぜることでフィット感が向上。シワになりにくいなどの機能をもつ。身頃、袖のリブ編みなどに用いる。
ライダース・ジャケット(デザイン/スタイル)
オートバイ用ジャケットに似せてデザインされたジャケットのこと。フロントがジッパー開閉で、丈はウエストが隠れる程度のショート丈が多い。
ライディング・ブーツ(シューズ用語)
乗馬用の深靴のこと。膝下まである長い靴から、くるぶし上の足首までの形式のものまである。かかとに拍車をつけることができる。
ライトハウス(ランズエンド用語)
灯台の意。
ライニング(デザイン/スタイル)
<裏>、<裏地>、または<裏打ち>、<裏をつけること>という意味。裏は保温力を増したり、すべりをよくするためにつけられるが、最近では服のシルエットをよく見せたりなど、デザイン上の目的でつけられることも多い。
ラグソール(シューズ用語)
靴底に深いギザギザの凹凸がついた底を指す。丈夫さと摩擦力が特長でハイキングシューズや作業用シューズなどに使われる。
ラグラン・スリーブ(デザイン/スタイル)
腕の運動量を多くするのに効果的な袖型。襟ぐりからわきの下に切り替え線を入れ、肩と袖がひと続きになった袖。袖ぐりが深くゆとりがあるため脱ぎ着が楽。考案者の英国人の名前がその由来。
ラッセル編み(技法/加工)
ラッセル編み機で編成する経(タテ)編み地の総称。トリコット編みに比べてゲージは粗く、筬(おさ:タテ糸の糸密度を整える櫛状の装置)の数が多く、筬の左右の動きも大きいため、柄表現は多様で目の透いた編み地を得意とする。シングル・ラッセル編み機の4枚筬による編み組織がよく使われる。ドレスやカーテン用のレースなどを編成する。
ラッフル・スカート(デザイン/スタイル)
ラッフルとは、ひだやギャザーを寄せてつくった飾り布のこと。ラッフル・スカートは、スカートの裾にラッフルをあしらったスカートをさす。
ラバー・ソール(シューズ用語)
天然ゴムや、合成ゴムでつくられた靴底の総称。天然ゴムのものはクレープ状で柔らかいが油に弱い。合成ゴムのものは、軟質のものや、硬質で革のようなものまであり、滑りにくく耐久性がある。
ラペル(デザイン/スタイル)
テーラード・カラーなどにおける下襟あるいは折り返し、返り襟、返りなどとよばれる部分。身頃の見返しが襟の返り線から表側へ折り返ってラペルとなる。
ラムズ・ウール(素材/生地)
ラムとは生後5ヵ月までの子羊のことをさし、それからとれるウールのことをいう。
【り】
リアル・クローズ(デザイン/スタイル)
上質の素材を用い、きちんと縫製された本物志向の服のこと。実質的な価値ある現実的な服という意味でつかわれることもある。バブル経済崩壊後の足もとを見直す現実的な機運から、とくに注目を集めるようになった考え方。
リップストップ・ナイロン(素材/生地)
引き裂きに強いナイロン織物のこと。太い糸、または複数に撚った糸を格子状に織り込んだ平織りの薄い布地。スポーツウェア、カバン地などに使われる。
リネン(素材/生地)
亜麻(あま)繊維を原料とした糸、および織物の総称。<リンネル>ともいう。衣料用としては比較的細糸を用いて薄地の平織り、綾織りとし、漂白したり、淡色、プリントに染めたりする。一般に強く、耐久性があり、なめらかで光沢にとみ、また涼感があり肌ざわりが柔らかであるので、夏のメンズ、レディス用生地などに最適なものとされる。
リバーシブル(デザイン/スタイル)
表裏、両面が着用できるように仕立てられた服、またその仕立て方法をいう。
リバティ・プリント(色/柄)
1874年に創立されたロンドンのリバティ社製のプリントのこと。本来の特長は、当時一世を風靡したアール・ヌーボー様式にもとづいた精緻な花柄であるが、現在では一般に小花を密に配した全面柄をさすことが多い。
リブ編み(技法/加工)
ゴム編み、畦編みのこと。表目と裏目が縦方向に交互に配列され、その隆起が、あばら骨(リブ)のように見えることからこの名がついた。一本のリブ目を1x1(ワンバイワン)リブまたはプレーン・リブとよび、2本のリブ目を2x2(ツーバイツー)リブとよぶ。卓越したストレッチ性を持ち、通常のニット編みより、厚く、丈夫。セーターの袖口や首廻り、ウエスト部などにも使われる。
リンキング(技法/加工)
襟付け、脇縫い、肩縫いなど、伸縮性をそこなわないように、両方の編み地のループを同時に刺してとじ合わせるミシンかがりのこと。
【れ】
レイズド・ストライプ(色/柄)
レイズドは<浮き彫りにする>の意味で、織り方により縞模様を地から浮き上がらせたストライプのこと。
レイヤード(デザイン/スタイル)
レイヤードは<層をなした、重ねた>などの意味で、ファッションでは<重ね着>スタイルのこと。内側に着たものが表から見えるような着方をし、複数の衣服を重ねた効果を追求したもの。
レース(シューズ用語)
靴ひものこと。レース・アップ・ブーツとは、前か側面のどちらかでひもで締めるようになったブーツのこと。
レーヨン(素材/生地)
木材パルプを原料とし、ビスコースという粘調な液体にして、これを細い孔のノズルから押しだし繊維にしたもの。原料は植物繊維(セルロース)であり、これを形を変えて再び繊維とする再生繊維のひとつ。吸湿性は綿より大きいが、縮みやすく、しわになりやすく、湿潤時の協力は著しく低下する。張り、コシがない。
レザー・グローブ(デザイン/スタイル)
レザー手袋のこと。素材には、羊、ラム(仔羊)、ピッグ、山羊、アラビア山羊から採れる革が使用されることが多い。
【ろ】
ローデン・クロス(素材/生地)
熱湯で煮立てた後にプレスを施し、約30%縮絨させたウール地のこと。アザミの刺で毛羽立たせ、独特の風合いがある。防風性、防水性にとむのが特長。
ローファー(シューズ用語)
つま先がモカシン・タイプのスリッポン・シューズの一種。ひもやバックルがなく簡単に履けるため、無精者にむいているということからローファー(なまけものの意)という名がつけられた。
ロール・ブリム・ハット(デザイン/スタイル)
ブリムとは<つば>のこと。狭く丸いつばのある、冠のような形のレディス用帽子。